陸自配備 「賛成」15人「反対」10人/本紙が候補者にアンケート
学校統合14人が「再検討」
宮古毎日新聞社は市議選に立候補している33人にアンケートを実施した。宮古島市への陸上自衛隊配備計画には15人が「賛成」と答え、10人が「反対」を示した。「国防」や「災害救助」などの面からの必要性を挙げながらも「市民の意見が重要」とし賛否を明確にしない「その他」も8人いた。学校統廃合は「賛成」14人だったが、「地元の意見重視」として再検討を求める意見が14人、統廃合そのものを「凍結」としたのは5人だった。
アンケートは文書で4項目を質問し、全員から回答を得た。
陸自配備計画で「賛成」と答えた理由として「市民の生命と財産を守る」「東アジア情勢を考えると領土防衛は必要」「人道支援」などが多かった。
一方、「反対」の意見としては「近隣国との緊張を高める」「攻撃の対象になる」「島の平和な暮らしを失わせる」などと回答した。
「国防は必要ではあるが、誘致するような類いのものではない」との理由もあった。
現在進められている学校統廃合については「賛成」と「再検討」がそれぞれ14人と同数だった。
「賛成」とした人は「教育環境の向上」などを挙げ、「再検討」とした人は「地元住民との論議が十分でない」とし、教育委員会主導で進められているとの印象から見直しを求める人が多かった。
総合庁舎建設は「賛成」が17人、「時期尚早」は11人。下地敏彦市政を「評価する」は17人で「評価しない」は11人だった。