上半期500万人突破/県観光客
過去最高を更新
【那覇支社】県文化観光スポーツ部は20日、2017年度上半期(4~9月)の入域観光客数が対前年同期比9・3%増の504万6100人となり、過去最高を更新したと発表した。半期で500万人を超えたのは、今回が初めて。
好調な入域観光客数について県は、「官民一体の誘客プロモーションが効果を上げているほか、国内外の航空路線が拡充し、外国クルーズ船の寄港回数も増加したことが主な要因」と分析している。
国内客は、対前年同期比4・9%増の354万8300人。例年に比べ台風の影響が少なく、6月に名古屋-宮古便が就航するなど羽田や関西・名古屋と宮古八重山を結ぶ直行便が好調で、羽田-那覇路線なども高水準で推移した。
外国客は、同21・1%増と大幅に伸びて149万7800人となった。訪日旅行人気が続いているほか、西安-那覇、ソウル・釜山-那覇、台北-那覇、香港-石垣などの航空路線が拡充されたことも影響した。地域別では、韓国と香港の伸び率が高いという。
下半期について県は、「国内景気の緩やかな回復が続いており、国内航空路線の拡充と外国クルーズ船の寄港回数増も見込まれることから、引き続き好調に推移すると期待できる」としている。