市議選、きょう投開票/市議選2減の24議席争奪
33人に市民の審判/深夜にも大勢判明
33人(現職15人、新人15人、前職1人、元職2人)が立候補した第4回宮古島市議会議員選挙はきょう22日に投開票が行われ、24人の市民の代表が決定する。今回の市議選は陸上自衛隊配備問題、下地敏彦市政への評価、学校統廃合問題などを主な争点に、選挙戦が展開された。衆院選とのダブル選挙となったことで宮古島は選挙一色となった。選挙戦最終日の21日も各候補者は時折強く降る雨の中、各地でポイント演説を行い、最後までの支持を訴えた。市選挙管理委員会が発表した当日有権者数は4万3268人(男性2万1372人、女性2万1896人)となっている。
4年前の前回選挙では保守系が大幅に勢力を拡大。市議会は圧倒的与党多数となり、下地市長の市政運営を支えてきた。
前回よりも定数が2議席減った今回選挙は、再び保守系与党がその勢力を維持、拡大できるか、一方の革新系は保守色が強まる宮古において、既存の革新票と一部の保守票をも切り崩しながら、現状よりも多くの議席を獲得できるかが焦点となっている。
今回選挙に立候補した33人の姿勢は、市政与党の保守系が19人、市政野党となる革新系が10人で、中立は4人の構図となっている。
地縁血縁票が他の選挙と比べても色濃く反映されるとされる市議選。見方を変えれば他の選挙に比べ候補者が掲げた政策や、選挙の争点が有権者の判断に反映されにくいとの指摘もある。
それでも、これから4年間は、今回選ばれた24人に市民は宮古島市の未来を委ねることになる。
有権者がどのような判断を下すのかは、きょう深夜にも判明する見込みだ。