衆院選きょう投開票
仲里氏、西銘氏が最後の訴え
【那覇支社】第48回衆院選は21日、最終日を迎えた。宮古島市と多良間村を含む沖縄4区で事実上の一騎打ちとなっている前職で「オール沖縄」勢力が推す仲里利信氏(80)=無所属=と、同じく前職で経済産業副大臣の西銘恒三郎氏(63)=自民党公認・公明党推薦=は、それぞれ南風原町で「打ち上げ式」を行い、12日間の選挙戦を締めくくった。当日の投票は午前7時から午後8時まで、選挙区内各地で行われる。
仲里氏は、打ち上げ式で「宮古・八重山への自衛隊配備はもってのほか。辺野古に新基地はいらない」として、平和な沖縄の実現を訴えた。
西銘氏は「前の選挙から3年間、4区の市町村長と地域の課題を解決しながら一生懸命に走り続けてきた」と、これまでの実績を強調して支持を訴えた。
このほか、幸福実現党から出馬している富川泰全氏(38)も豊見城市で打ち上げ式を行い、消費税減税と防衛力強化を主張した。
今回の衆院選では、自公政権の実績や普天間基地の辺野古移設問題、宮古地区への陸自配備、地域振興などで活発な舌戦が繰り広げられた。有権者の判断が注目される。
県選管によると、沖縄4区の選挙人名簿登録者数は28万6605人(男性14万1789人 女性14万4816人)。このうち、宮古島市は4万3756人(男性2万1653人 女性2万2103人)で、多良間村は839人(男性464人 女性375人)。