24人が当選果たす/第4回宮古島市議選
与党系が16議席確保
野党系5議席維持/中立は3議席、下地市政に追い風
任期満了に伴う第4回宮古島市議会議員選挙は22日投票され即日開票の結果、定数24議席に対して与党系が16議席を確保。野党系は選挙前の4議席から1議席伸ばして5議席を確保。中立は3議席となった。前回よりも2議席減で行われた今回選挙は、陸上自衛隊配備問題、下地敏彦市政への評価などを大きな争点として激しい選挙戦が展開された。開票の結果、現職13人、新人9人、前職1人、元職1人が当選を果たした。これで市議会の与党勢力は1議席減らしたものの圧倒的多数で主導権を持った議会活動を展開することとなった。
今回選挙は、現職15人、新人15人、前職1人、元職2人の計33人が立候補し、7日間にわたる選挙戦を展開した。
現職は、知名度や実績で優位な状況を踏まえて固定票や組織票を確保しつつ、新たな支持拡大を図る選挙を展開した。
新人は現職の地盤を引き継いだ候補者が安定した選挙戦を展開する一方で、そのほかの新人は厳しい戦いを強いられた。
特に保守地盤の宮古においては、野党系新人は厳しい戦いとなり、その多くが当確ラインを超えることができなかった。
今後の市議会では、今回の選挙で争点となった陸上自衛隊配備問題、総合庁舎建設問題、学校統廃合問題などの課題について、審議を進めていくことになる。
今回の選挙で与党が圧倒的多数を維持したことで、そうした課題についても主導権を持つこととなり、そうした後押しを受ける下地市長の市政運営は今後も盤石な体制となった。
一方で、野党勢力にとっては選挙前に比べて1議席伸ばしたものの、数的に厳しい議会活動が強いられることになった。