与党17議席へ、主導権握る/市議選
野党5、中立2
任期満了に伴う第4回宮古島市議会議員選挙(定数24)は22日投開票され、与党系が16議席を獲得。今後、中立の議員1人が加わる予定で、3分2以上の17議席となる見通し。引き続き、議会での主導権を握ることになる。一方、野党系は選挙前の4議席から議席の拡大を目指したが1議席増の5議席にとどまった。2議席の「中立」と連立しても議会では少数勢力となる。現職は13人、新人は9人が当選。前職1人が当選し、元職の1人が返り咲きを果たした。現職の2人は涙をのんだ。
与党系は現職、新人の計17人が立候補し、特例債活用期限内での大型プロジェクトの推進などを強調し支持を訴えた。
佐久本洋介氏は23日の本紙の取材に「下地敏彦市長を支えていく立場に変わりはないが、与党多数だからといって片意地張ることはしない。野党の皆さんの主張にも耳を傾けて議論していきたい」と語った。
野党は現職、新人、元職の計10人が立候補。前県議の奥平一夫氏が支援し、宮古島への陸自配備反対やハコモノ行政批判などを柱に訴えた。
インタビューに答えた國仲昌二氏は「市民目線で訴えていけば、多数与党であれ、傲慢(ごうまん)な議会運営はできないのではないか」と話した。
保守系ながらも、下地市長とは距離を置く真栄城徳彦、濱元雅浩の両氏とも連携を模索する考えを示した。