秋の宮古路ひた走る/第8回エコアイランドマラソン
仲間が2年ぶり3度目V
第8回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市、市教育委員会、宮古島観光協会)が29日、伊良部大橋を渡るコースで行われた。フルマラソン、ハーフ、10㌔の3部門に計1558人が出場し、秋の宮古路の走りを満喫した。フルの部は那覇市から出場の仲間孝大(29)が、2時間35分33秒で2年ぶり3度目の総合優勝を果たした。女子は神奈川県の能勢結希(46)が3時間30分57秒で初優勝。ハーフの部男子は宮古島市の仲間正彦(33)、女子は京都府の谷村侑子(35)がそれぞれ初優勝を果たした。3部門の完走者は1489人、完走率は95・57%だった。台風22号の影響で28日の那覇発着の空の便に欠航が多く、出場者の来島にも影響が出た。
大会はフル、ハーフ、10㌔の3部門で行われた。開会式で大会長を務める下地敏彦市長は「この大会で繰り広げられる熱いレースを通して、心に残る感動と出会い、交流の輪が広がり、宮古島からさまざまな方向に発展していくことを期待する」とあいさつした。
前回フルマラソン女子優勝の我那覇昭子さんが選手宣誓で「台風の影響で参加できなかった選手の思いを胸に、美しい宮古島の海や景色を楽しむとともに、島を汚さぬよう、マナー良く走ることを誓う」と、全力で走り抜けることを誓った。
フルとハーフの部は午前9時に市陸上競技場をスタート。10㌔の部は午前9時15分に、伊良部大橋の伊良部側橋詰めをスタートした。
フルの部には437人が出場し、市陸上競技場を発着点に伊良部、来間大橋を渡るコースで健脚を競い413人が完走した。
ハーフは市陸上競技場をスタートし、伊良部大橋を渡って折り返すコース。722人が出場し、709人が完走した。男子は仲間正彦が1時間19分8秒、女子は谷村侑子が1時間37分4秒のタイムで、それぞれ初優勝した。
伊良部島をスタートする10㌔の部には399人が出場し、367人が完走した。
男子は東京都の石川健太郎(35)が36分4秒、女子は大阪府の徳元ゆかり(41)が49分34秒で、それぞれ1位でゴールした。
レース後は市総合体育館で表彰式、ふれあいパーティーが行われ、出場した選手らは、お互いの健闘をたたえ合った。今大会から新設された「コスプレ賞」「パフォーマンス賞」「特別賞」の3部門が表彰式で発表された。