伝統、創作の舞で魅了/クイチャーフェス
初のドーム開催
「すかきみぃ!魂踊らし~始めましょう!魂を踊らせて~」-。第16回クイチャーフェスティバル2017(主催・同実行委員会)が29日、JTAドーム宮古島で開催された。伝統と創作、その他芸能に13団体が出演し、島に伝わる伝統の雨ごいの踊りで会場を盛り上げた。また、ゲストとしてアイランダーアーティストの下地暁さんと元「THE BOOM」のボーカリスト・宮沢和史さんが迫力のステージを披露した。
主催者あいさつで、実行委員長の下地敏彦市長は「初めて会場をドームに移して開催することになり、これまで以上に趣向を凝らした内容になっている。出演する総勢900人余の魂を込めた情熱的なクイチャー演舞を心ゆくまで堪能してほしい」と述べた。
会場では、台風の影響で到着が遅れた多良間村文化協会は、在宮古多良間郷友会の会員の協力を得て、力強い踊りを披露した。
また、創作の部では男塾武-Dooや新羅Withぶどぅれサンガ!などが独創的な踊りで会場に訪れた多くの観客を魅了した。
今回から有料のイベントとなったが、会場には多くの観客が詰め掛け、子どもから大人まで幅広い年代の人たちが伝統と創作のクイチャーを踊る姿に大きな拍手が送られた。
前回大会まで行われてきた創作クイチャーの部の審査と表彰は今回は行われず、開催日がエコアイランド宮古島マラソン大会と重なったことから、例年より開催時間を遅らせ、午後5時30分からの開演となった。