濱川さん、宮平さんが受賞報告/防犯功労者
入選者4人に表彰伝達/地域安全ポスター・標語
2017年防犯功労者受賞報告および全国地域安全ポスター・標語の県内入選者への表彰伝達式(主催・宮古島地区防犯協会)が30日、宮古島署で行われた。地区防犯協会理事の濱川義夫さん(68)は九州管区警察局長・九州防犯協会連絡協議会長連名賞を受賞。県警察本部長・県防犯協会連合会長連名賞を腰原女性会子どもを守るパトロール隊長の宮平エミさん(73)が受賞した。濱川さんと宮平さんは、宮古島署の大城辰男署長と宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長に、受賞を報告した。
大城署長は「これまで活動してきて、この期間はあっという間だったと思うが、その積み重ねが今日に至っていると思う。今後もリーダー的存在として、頑張ってほしい。ポスター、標語で入賞おめでとう。今後は皆さんが島を担っていくので、スポーツ、勉強に頑張ってほしい」と、6人の受賞をたたえた。
前川会長は「皆さん、おめでとう。濱川さんは日ごろから青少年健全育成などの活動に尽力している。宮平さんたちの活動を見ていると、われわれも頑張らなければと思う」と日ごろの活動をたたえた。
濱川さんは「この賞は協会員一同のもの。私はこれを守っていき、頑張る」と受賞の喜びを語った。濱川さんは活動歴36年で、各種防犯活動や青少年健全育成、非行防止活動に関心を持ち、年間宮古地区少年補導員としての活動に積極的に尽力した。
1987年から宮古地区防犯協会の理事に選任されて以来、地域安全活動や長寿社会対策活動に取り組み、1992年に伊良部地区に防犯協会伊良部支部を結成。同協会の組織拡大、拡充に貢献したことなどが評価された。
宮平さんは2006年、腰原女性会子どもを守るパトロール隊を結成し、防犯支援活動を積極的に行ってきたことが評価された。活動歴は11年。
宮平さんは「会員18人、皆ボランティア精神旺盛な人。11年間スムースに活動できたのは、隊員のおかげと思っている」と喜びを語った。また、2017年全国地域安全運動用ポスター・標語ポスターの部(インターネットを利用した犯罪被害防止)で、鈴木ジョージ君(西辺中3年)と友利璃音杏さん(北中3年)の作品が、それぞれ県内で佳作に選ばれた。
標語の部の「鍵掛け、声かけによる窃盗被害防止」の課題では大濱美咲さん(北中3年)が、「インターネットを利用した犯罪被害防止」で狩俣璃乃さん(同)がそれぞれ佳作に選ばれ、表彰状がこの日、4人に伝達された。
ポスター、標語は宮古島地区審査で選ばれた作品が、県の中央審査会に送られ、同審査会で佳作に選ばれた。