トップは自民8143票/衆院比例獲得票
2位公明、3位希望/保革差、市議選とほぼ同値
先月22日に投開票が行われた衆議院選挙。その中で支持政党に投票する比例代表選出議員選挙において、宮古島市で最も多い獲得票は自由民主党の8143票となった。次いで、公明党の4748票、希望の党4235票などとなり、上位を保守系政党が独占した。市議選とのダブル選挙となったことで今回の衆院選は投票率が前回よりも大幅に上昇。その結果は、保守地盤の宮古を改めて再確認する内容となった。
今回の衆議院選挙は市議選と同時となったことで、投票率が県内で最低だった3年前の前回よりも大幅に伸びた。
小選挙区は前回の43・83%から今回は23・9ポイント上昇して67・73%。それに連動して比例代表も前回の43・80%から23・53ポイント上昇の67・33%となった。
県内の11市において、比例代表の投票率が60%を超えたのはトップの宮古島市と11市の中で最も有権者数の少ない南城市(同・3万4784人)の2市のみだった。
今回の衆院選比例代表における獲得票を保革で見ると、保守が自民、公明、希望の党、日本維新の会(3533票)と上位4位までを独占し、約2万票を獲得している。
革新は、立憲民主党が最も多く3329票、日本共産党が1654票、社会民主党が1376票で合計は6359票となった。
一方で、同時に行われた市議選(投票率・71・73%)の結果は、保守系(市政与党)が圧倒的勝利を収め、24議席のうち与党が17議席を確保し市政野党は5議席に止まった。
さらに、中立の立場を取る2人とも、保守系となっていることから、保革の勢力図でみると、当選24人の勢力図は保守19人に対して、革新5人の構図となっている。
衆院選比例で、保守が約2万票、革新が約6000票という結果は、同時に行われた市議会議員選挙における与野党(保革)の獲得票ともほぼ一致する。
投票率が衆院選に比べて若干高かった市議選では、保守票の合計が約2万2000票に対して、革新票は約8000票となっている。
市議選は他の選挙と比べて、地縁血縁票が色濃く反映されるとされるが、比例代表の結果からもその前提に宮古は保守地盤であることが改めて示された結果となっている。