宮古島市は横ばい/18年度基準地価格
多良間村5・2%下落
【那覇支社】県固定資産評価審議会(大城直哉会長)は8日、県内市町村の固定資産(土地)に係る2018年度基準地価格について、県の諮問通りとすることを適正と認め、答申した。市町村内で最も高い評価の土地を示す「宅地」の基準値価格では、宮古島市の「平良字西里根間246」が1平方㍍当たり5万8800円で前回(15年度)と変わらず横ばいとなった。多良間村の宅地は、「塩川古川里122」が同5190円で、前回から5・2%下落した。
宅地の基準値は、同一市町村内で最も高い評価となる1カ所に設定される。県内の最高値は、「那覇市久茂地3の1の1」が前回比14・1%上昇の1平方㍍当たり56万7700円。次いで、「浦添市字城間東田田2693の1外」が13万5800円(前回比20・5%上昇)、「北谷町美浜15の68」が11万2000円(同21・9%上昇)、「南風原町字兼城下茂原604外」が10万100円(同10・9%上昇)となった。
宅地で最も価格が上昇したのは「北谷町美浜15の68」の21・9%で、「八重瀬町字伊覇東リ大越地原284」の21・5%、「浦添市字城間東田田2693の1外」20・5%、「中城村字南上原58の7」18・7%、「那覇市久茂地3の1の1」14・1%の順となった。
下落率では、「久米島町字仲泊511の1」が27・7%下落で最も下げ幅が大きく、「伊江村字東江前阿良485」の12・2%下落、「多良間村塩川古川里122」の5・2%下落、などとなっている。
田、畑、山林の価格は、県全体としてほぼ横ばいで、宮古島市の畑価格は10㌃当たり4万1700円、多良間村は同4万1300円と、それぞれ前回から横ばいとなった。