火災予防運動スタート/市消防本部
広報パレードで啓発
2017年度秋季全国火災予防運動がスタートした9日、市消防本部は市内で火災予防広報パレードを展開し、火災予防の意識啓発を図った。きょう10日午前10時から、城辺地区の福里保育所の幼年防火クラブが防火パレードを実施する。運動は15日まで。
出発式で、市消防署の上原昭宏署長は「この季節、火災発生の時期なので危機感を持って市民に火災予防をアピールしてください。初日のスタートが大事なので、しっかり啓発活動を実施するように」と訓示した。
この後、消防職員らは消防車両6台に分乗し、市中心市街地などで火災予防広報パレードを実施した。
今年度の全国統一防火標語は「火の用心ことばを形に 習慣に」。
重点目標は①住宅防火対策の推進②乾燥時及び強風時火災発生防止対策の徹底③放火火災防止対策の推進④特定防火対象物等における防火安全対策の徹底⑤製品火災の発生防止に向けた取組の推進⑥多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底。
住宅防火対策の推進では、住宅用火災警報器の設置の徹底などを挙げている。
同警報器は、住宅火災での逃げ遅れによる死者をなくすため2006年6月1日から新築住宅には設置を義務化。08年からはすべての住宅に設置が義務化された。
同運動は、火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり、火災予防思想の一層の普及を図り、もって火災の発生を防止し、高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに、財産の損失を防ぐのが目的で実施されている。