パイナガマ公園が開園/バーベキュー可能に
「なかそね」が指定管理
整備工事が完了し、10月1日から供用を開始しているパイナガマ海空すこやか公園のオープニングセレモニーが12日、同公園で行われた。関係者がテープカットを行い開園を祝った。宮古島の都市公園としては初めてバーベキューをすることができる公園となっていて、公園の指定管理者である「なかそね」(仲宗根秀彰代表)では現在、試験的な営業を重ねていて、各種料金設定などが確定次第、本格営業を開始する。
同公園は1978年度に都市計画決定し、96年度に事業が採択され工事に着手。当初計画ではミニサッカー場や多目的広場、キャンプ場などの整備を予定していたが、市では計画を見直し、イベントが開催できる広場として工事が進められてきた。用地取得費は約13億3000万円、総事業費は約22億3000万円。
従来のパイナガマ公園を含めた総面積は8・9㌶で、スポーツイベントなどが開催できる広さ約1・8㌶の多目的広場やバスケットボールのハーフコート、飼い犬をリードを外して走らせることができるドッグランスペース、足への負担が少ない全長約700㍍のゴムチップ遊歩道、東屋などを整備しているほか、今年度中に複合遊具施設の整備を予定している。バーベキューは東屋で行うことができるようになる。
オープニングセレモニーでは長濱政治副市長、棚原芳樹市議会議長、下地康教建設部長、仲宗根代表が開園を祝いテープカットを行った。
長濱副市長は「野外のレクリエーション活動などを通しての市民の健康増進ならびに観光行政の発展に大きく寄与するものと期待している」などとする下地敏彦市長のあいさつを代読したほか、「この辺り一帯が活気に満ちた地域になるようみんなで頑張っていってほしい」と呼び掛けた。
仲宗根代表は「やっとオープンを迎えワクワクした気持ち。皆さんが来て楽しい公園であるよう努めていきたい」と語った。
セレモニーの冒頭では竹の子保育園の園児たち30人が元気な踊りを披露した。