「笑顔カレンダー」が完成/「うむい宮古島」
購入協力を呼び掛け
市民グループ「うむい宮古島」の下地昌伸会長らが17日、平良西里で会見を開き、原発事故の影響が今も残る福島の子供たちを、放射線量の低い地域で一定期間過ごす保養のため親とともに宮古島へ招く資金造成のために制作している「笑顔カレンダー」の2018年版の完成を発表し、購入の協力を呼び掛けた。
「笑顔カレンダー」とは福島へのメッセージを持った市民や宮古島に縁のある人の笑顔写真が日付を示すカレンダー。「うむい宮古島」では12年から制作していて、1部500円で販売し、その販売収益と寄付金などで13年は8家族34人、14年は11家族33人、15年は9家族31人、16年は11家族38人、今年は8家族27人を宮古島へ迎えた。
18年版は今年3月からイベント会場やスーパー前などで計7回の写真撮影会を開催し、完成させた。登場する延べ人数は946人。掲載者には撮影時に1枠500円の寄付の協力を求めた。作成部数は4000冊で、今年も1部500円で販売する。会見で下地会長はカレンダーの完成と販売の開始を報告し「来年も福島から宮古島へ家族を招くため販売する。ぜひ多くの人に関心を持ってもらい購入してもらうことで、福島の支援を一緒に行ってもらいたい」と購入への協力を呼び掛けた。
同カレンダーは市内の書店やよしもと南の島パニパニシネマ、プラネットなどで販売しているほか、23日に宮古バプテスト教会で開かれるフリーマーケット「ぐるぐる交換祭」でも販売。通販サイト「STORES.jp」の「うむい宮古島」ページ(https://umui.stores.jp/)からも購入できる。