狩俣君(砂川中3年)高橋君(下地中3年)善行表彰
奉仕活動に取り組む/県退職校長会
【那覇支社】家庭や学校、地域で奉仕活動に取り組む子どもたちを表彰する、2017年度県善行児童生徒表彰式(主催・県退職校長会)が18日、浦添市中央公民館で行われ、宮古島市から狩俣洋介君(砂川中3年)が「環境美化」、高橋大和君(下地中3年)が「個人生活の徳行」で、それぞれ表彰された。
表彰を受けて、狩俣君は「表彰されて、とてもうれしい。これからもいろんなことに、継続して取り組んでいきたい。高校生になっても、花たちと一緒に自分も成長していきたい」と笑顔で話した。
父親の昌洋さんは「学校の先生たちの指導のおかげであり、感謝したい。何にでも挑戦して頑張る子。人へのあいさつを忘れず、自分の信じる道を一生懸命に進んでほしい」と喜んだ。
同校長会の受賞理由で、狩俣君は「学校農園の野菜栽培の管理作業に意欲的に取り組む。生徒会役員として企画運営を担う傍ら、歯と口のポスターコンクールで県知事賞受賞。陸上や駅伝でも活躍するなど、文武両道で学校を代表する生徒」として評価した。
高橋君は「明朗活発で、誰にでも優しく接する模範的な生徒。地元の伝統芸能保存会の一員として精力的に活働する。生徒会の副会長やサッカー部のキャプテンとして、何事にも全力で学校をリードする頼もしい存在」としている。
表彰式で、同校長会の喜納和善会長は「ものの見方や考え方がしっかりしており、目的意識を持って日々努力している様子が見えるようで、心を動かされる。これからの活躍に期待したい」と激励した。
同校長会では1999年度から、県内の児童生徒の中で、日頃の生活を通し特に顕著な善行について表彰する。今年で19回目。今回は36小中学校から48件の応募があり、二次審査を経て、狩俣君や高橋君ら11個人、9団体を表彰した。
高橋君は中学校の修学旅行で表彰式に出席できなかったため、宮古地区退職校長会から今月中に伝達される。