平良(平良2年)が中学男子制す/本社杯剣道大会
5部門で稽古の成果/幼、小、中学生が出場
宮古毎日新聞杯第34回全宮古青少年健全育成剣道大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古郡剣道連盟)が18日、東小学校体育館で開かれた。中学生男子の部に9人、同女子の部に3人、小学生試合形式の部に10人、小学生競技形式の部に9人、初心者対象の幼・小学生基本形式の部に15人の計46人が出場し、日ごろの稽古の成果を競い合った。その結果、中学生男子の部では延長戦の末、平良律稀君(平良2年)が優勝を果たした。
中学生男子の部決勝は平良君と喜久川優君(北3年)が対戦。互いに譲らずどちらも1本を取れないまま時間無制限の延長戦へ突入。熱のこもった戦いを繰り広げた結果、延長9分、平良君が面を決め優勝を決めた。
中学生女子の部は3人が総当たりで対戦。古波蔵伶來さん(平良1年)がいずれも一本勝ちで2勝を挙げ優勝した。
小学生試合形式の部は源河璃玖君(下地6年)と五十嵐晴輝君(久松5年)が決勝で競い合った結果、源河君が先に面を決め1本を取り、そのまま一本勝ちで同部を制した。
防具を付けた大人を相手に小手、面、胴を決められた順番で打ち込んでいき、その正確さなどを競う小学生競技形式の部は友利壱徳君(平良第一3年)、相手なしに素振りを行い、竹刀の振りや足の運び、声がしっかり出せているかなどを競う幼・小学生基本形式の部は島垣いろは君(北3年)がそれぞれ優勝した。
競技開始前の開会式では宮古毎日新聞社の平良覚社長が「日ごろ鍛えた剣道の技と心を遺憾なく発揮し、礼儀正しい試合を期待している」と出場選手を激励。宮古郡剣道連盟の長濱光雄会長は「これまで稽古を続けてきた成果を十二分に発揮して優勝を目指してほしい」と呼び掛けた。選手宣誓では喜久川琉衣さん(北小4年)と五十嵐岬希君(久松小3年)が正々堂々と戦うことを宣言した。
同大会は、園児や児童生徒に正しい剣道を学んでもらうとともに、心身の鍛練と相互の親睦を図ることで次代を担う青少年の健全育成に資することを目的に開催している。
各部の上位結果は次の通り。
【中学生男子の部】優勝=平良律稀(平良2年)▽2位=喜久川優(北3年)▽3位=宮平朋弥(平良3年)
【中学生女子の部】優勝=古波蔵伶來(平良1年)▽2位=甲斐菜桜(北2年)▽3位=兼島帆七海(上野1年)
【小学生試合形式の部】優勝=源河璃玖(下地6年)▽2位=五十嵐晴輝(久松5年)▽3位=宮平千颯(南5年)
【小学生競技形式の部】優勝=友利壱徳(平良第一3年)▽2位=五十嵐岬希(久松3年)▽3位=下里頼永(平良第一3年)
【幼・小学生基本形式の部】優勝=島垣いろは(北3年)▽2位=亀山優太朗(伊良部3年)▽3位=下地真生(南3年)