花を求め市民どっと/市みどり推進課が安価で販売
市みどり推進課による花や果樹、野菜などの苗の販売が18日、平良袖山地区の同課駐車場やハウスで行われた。市価より安価とあって販売開始前から大勢の市民が訪れ、お目当ての草花などを買い求めた。人気の草花は開始5分間で売り切れるなど、関心の高さをうかがわせた。
販売は毎年、この時期に行われており、市民の間にすっかり定着している。同課では今後も継続して実施し、花いっぱい運動につなげたい考え。
販売は午前10時からだが、中には1時間30分前に訪れる人もいて、開始直前には長い列ができた。
販売したのはアボカドやマンゴー、モンキーバナナなどの苗木や、インパチェンス、マリーゴールド、ガザニアなどの花苗。
ブロッコリーやトマト、カリフラワーなどの野菜苗のほか、サクラやハイビスカスなどの花木苗、イヌマキやクロトンなども販売された。
会場ではみどり推進課の職員が、苗木の特徴や開花時期、収穫時期などの栽培方法を教えた。
砂川弘子さん(66)は、孫の結海さん(小4)とともにインパチェンスとガザニアを買い求めた。飲食店前に花壇を造ったと言い「来店するお客さまを花で迎えたい」と笑顔だった。
「森のバター」と呼ばれるアボカドの苗木を買った60代の男性は「以前に食べた味が忘れられない。今度は自分で育て収穫して味わいたい」と話した。
みどり推進課の根間正三郎課長は「夫婦連れが多く、家庭で一緒に草花を育てたり、家庭菜園を楽しんでいる様子がうかがえる。育てる楽しさや収穫する喜びのお手伝いができればうれしい」と話した。