宮古男子、V奪還/県民体育大会バスケット
那覇に快勝 80-63
第69回県民体育大会バスケットボール競技最終日は19日、上野体育館で男女決勝を行い、男子は宮古島市が那覇市を下して5年ぶり7度目の優勝を飾った。女子は宜野湾市が制した。
男子決勝は前回と同じカード。雪辱を期す宮古島市は序盤にたたみかけてリードを奪い、前半を47-38で折り返す。後半に入っても堅い守りから速攻に移すスタイルで次々と加点。最終的に80-63で快勝した。
前回高さに屈した反省を生かし、今回は高さのある選手をメンバーに加えてインサイドを固めた。これが功を奏し、リバウンドからの速攻が厚みを増した。
主将の下里和治は「先輩たちが実践し、強かった時代の宮古のバスケットをやろうと決めていた」と振り返り、「その強みをしっかり生かせた」と誇った。
地元優勝を誓っていた濱川匡監督は「ディフェンスをしっかり固められたことが勝因。宮古のバスケットを再現しようと皆が一致団結して取り組んできた成果が表れた」と話す。「地元で勝つことができて本当に良かった。これから強い宮古の時代を築いていきたい」と常勝チームの育成に意欲を見せた。