農業の基礎知識を習得/新規就農サポート講座閉講
受講生に修了証書
新規就農サポート講座の閉講式が21日、宮古農村青少年教育センターで行われ、受講生に修了証書が授与された。受講生たちは、講座で習得した知識を農業に生かそうと気持ちを新たにしていた。
対象者は就農3年以内の新規就農者や青年農業者、就農希望者などで38人が申し込んだ。講座は6月から計6回開催され、延べ87人が受講。うち、4回以上受講した12人に修了証書が手渡された。
主催者の宮古地区農でグッジョブ推進会議の名嘉真清美会長(県農業改良普及課普及企画班長)はあいさつで「講座を通して多くの仲間ができたと思う。就農したいという気持ちがあれば、多くの人が協力してくれる。積極的に相談してほしい」と呼び掛けた。
受講生を代表して金村将人さん(40)=伊良部=は「農業へのさまざまな情報が得られた。今後に生かしていきたい」と抱負を語った。
講座は、土づくりのほか施設野菜や路地野菜、サトウキビ、果樹などの栽培基礎知識や、病害虫防除対策と農薬の適正使用のほか、農業関係資金、経営簿記などがあり、最終日の21日は「農業のプロに学ぶ」と題した現地視察も行われた。
宮古地域の農業従事者の高齢化は著しく進行しているため、農業の担い手育成が急務となっていることから、新規就農者の早期の経営確立を目的に開設された。