宮国愛さん(東小3年)が銀賞/おはなし創作コン
家出少年の気持ちを表現
日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会、公文教育研究会が実施する「おはなしエンジェル子ども創作コンクール」の授賞式がこのほど、都内であり、銀のエンジェル賞を受賞した東小学校3年の宮国愛さんが表彰を受けた。宮国さんは家出する少年の気持ちを創造して文章にまとめた。
コンクールは、物語を創作する楽しさを体験してもらおうと、2000年に始まった子ども向けのコンクール。今年も700点以上の応募があったという。
宮国さんは、お母さんに怒られて「家出」する少年の気持ちを創作した。
家出の場所は、家の中のトイレ。お母さんが出掛けた隙にトイレに「家出」するが、夜になるとお腹が空いてしまう。するとお母さんがつくるカレーのおいしそうな匂いにつられてトイレから出てきてしまうというストーリー。
愛らしい少年の心理と、トイレから出てきた少年を温かく迎える母の愛情を表現した。
宮国さんは「家出をしたらいったいどんな気持ちになるんだろう」と思って創作したという。「最初はおもしろそうだったから応募しました。賞をもらってすごくうれしいので、来年は金賞を取りたい。絵本作家になりたい」と笑顔いっぱいで喜びを話していた。