農水大臣賞受賞を祝う/県共進会
上位入賞者たたえる
第43回県畜産共進会上位入賞・農林水産大臣賞祝賀会(主催・宮古和牛改良組合)が27日、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。宮古からは16年ぶりとなる農林水産大臣賞を獲得した「ともこ号」出品者の荷川取衛さんの栄誉をたたえるとともに、上位入賞を果たした出品個人、団体3者を祝福した。
今畜産共進会では荷川取さんの「ともこ号」が若雌第1類の優秀賞1席に入り農林水産大臣賞とJAおきなわ理事長賞を獲得。そのほか農業生産法人「大海」の「たいかいみさ号」が若雌第1類で、砂川健治さんの「さとみ号」が成雌第1類でそれぞれ優秀賞3席に、JAおきなわ宮古肥育センターの「福波」が枝肉部門で優秀賞4席に選ばれた。
祝賀会では主催者を代表して宮古和牛改良組合の砂川栄市組合長が「今回の受賞は荷川取さんをはじめ生産農家、関係機関など多くの皆さんの名誉」などとあいさつ。来賓として出席した下地敏彦市長は「今回多くの人が入賞した。宮古の肉用牛が大きな飛躍を遂げ良かった」、県農業協同組合の大城勉理事長は「今回の受賞を新たな出発点として発展することを願っている」とそれぞれ祝辞を述べた。
入賞を祝し花束や記念品を贈られた受賞者を代表して荷川取さんが「今回、受賞できたのは宮古和牛改良組合などの皆さんの熱心な指導、励ましのおかげ。今後も宮古の畜産振興のために多くの人たちの絆を大切にして、牛飼いにまい進していきたい」と語った。
宮古からの上位入賞を祝い参加者全員で乾杯したほか、関係者らが余興を披露し会を盛り上げた。