巡視船「しぎら」初入港/宮古島海保
宮古島海上保安部(久留利彦部長)に増強配属された規制能力強化型巡視船の4番船「しぎら」(200㌧、藤石浩二船長ら16人乗り組み)が1日午前11すぎ、久留部長らが出迎える中、伊良部長山港に初入港した。同部に配属される同型船としては4番船になる。
「しぎら」は11月15日に就役し、慣熟航海などを終え11月30日午後6時ごろ、平良港第2埠頭(ふとう)に到着し、1日に基地港の長山港に入港した。「しぎら」の入港で、宮古島海上保安部に配属された巡視船艇は合わせて7隻になった。
「しぎら」はこれまで配属されている同型船の「くりま」「しもじ」「おおがみ」などとともに、領海内で不法操業する外国漁船の取り締まりをする。
久留部長は「しぎらの乗組員も、訓練と現場での経験を積んで国民、海洋で生活する皆さんが安心して、漁業などの経済活動ができるよう、しっかりと海上の治安を守る」と述べた。
藤石船長は久留部長に入港報告を終え「同型船としては4番船になる。これまで配属された同型の巡視船同様、巡視船の能力をフルに発揮して、宮古島はもちろん、国民の皆さんの負託に応えられるような職務をする」と抱負を述べた。
規制能力強化型巡視船は、遠隔放水銃、遠隔監視採証装置、停船命令等表示装置などを主要装備として、他船に接舷する際に、船体へのダメージを抑制する防舷物などが特徴。