安全衛生水準を指導/建設業合同パト
年末年始無災害運動
年末年始無災害運動(12月15日~1月15日)の一環で、宮古労働基準監督署(宮國浩署長)と建設業労働災害防止協会沖縄県支部宮古分会(長田幸夫分会長)は6日、市内で建設業官民合同パトロールを実施した。署員や同分会の関係者ら10人余が参加。建設現場の安全衛生水準の向上などを指導し、ゼロ災害を願った。
同署によると、県内での建設業における休業4日以上の死傷災害は今年10月末で156件と前年(107件)より49件増加。特に死亡災害が前年より3件増えて5件となり、憂慮すべき事態となっている。
一方、宮古管内では、前年より1件多い6件発生している。死亡災害は発生していない。
平良の建設会館前の出発式で、宮國署長は「パトロールにおいては、三大災害である墜落・転落災害、建設機械・クレーン等災害、倒壊・土砂崩壊災害の防止対策を中心に、現場の安全衛生管理状況の確認をお願いしたい」と述べた。
長田分会長は「増加傾向に歯止めをかける労働災害取り組み事項などについて、関係協力会社を含め効果的に実施し指導してほしい」と激励した。
参加者らは指さし呼称で「異常なし!ダブルチェック念入り」を確認した。この後、2班に分かれ、上野地区と平良地区の建設現場を合同パトロールした。