上区の獅子舞を披露
県中学文化祭で砂川中
【那覇支社】第23回県中学総合文化祭が9日、沖縄市民会館などで2日間の日程で開幕した。初日の9日には、砂川中学校(友利直喜校長)の生徒30人が勇壮な「上区の獅子舞」を披露し、観客から大きな拍手を受けた。10日は、久松中学校が「久松五勇士」の演目で出場する。
この文化祭は、1995年から毎年開催されており、今年のテーマは「集え若者!文化の祭典 聞こえてくる未来の産声」。
同日は、県内56校の生徒306人による歌三線の合奏で開幕した。式典では、平敷昭人教育長(代読・親泊信一郎参事)が「今回も、各分野の粋を集めた多彩な舞台発表がプログラムされており、次代の沖縄文化を担う若者の力強い発信力を感じさせると期待している」とあいさつした。
砂川中学校は、舞台発表交流の3番目に登場。三線やかね、ほら貝、笛に合わせた勢いのある獅子舞を披露した。演舞の前には、旧暦8月の十五夜に祈願奉納して獅子舞を行っていることも宮古の方言で紹介した。
演舞後、友利校長は「生徒は2カ月間に渡って練習を積み重ねてきた。獅子舞の保存会の皆さんに指導いただいて、見事に披露することができた」と生徒たちをねぎらうとともに、関係者へ感謝の言葉を述べた。
出演した下地義剛君(3年)は「地域の方々のおかげもあり、地区の代表でもあったので、まとまりが出た。今まで以上の力が出せたと思う。みんなも、目立たないような役でも真剣にしっかりやってくれた」と語った。