多良間君、全国4位/高校ゴルフ
マッチプレーで堂々と
全国各地のトッププレイヤーが集う全国高校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会が13、14の両日、名護市のカヌチャゴルフコースで行われ、県代表で宮総実2年の多良間伸平君が4位に入賞した。初出場でのトップ5入りは快挙。多良間君は「初めての全国で良い経験ができた。次につなげていきたい」と話した。
全国の予選大会を勝ち抜いた32人が出場した。多良間君は10月の九州新人ゴルフ選手権大会で優勝して出場権をつかんでいる。
マッチプレーはトーナメント方式で行われた。多良間君は兵庫、沖縄、大阪代表の選手を次々と下して上位に進出した。あと一つ勝てば決勝だったが準決勝は惜しくも敗退。「自滅してしまった」と先にボギーをたたいてしまったことなどを敗因に挙げた。3位決定戦でも敗れたが、堂々トップ5入りを果たした。
14日に帰島した多良間君は宮古空港で学校関係者から祝福を受けた。多良間君は「3位決定戦ではリードしながら後半追い上げられて逆転を許した」と反省しながらも「初めて全国大会に出場してとても良い経験ができた」と話した。
ただ、地元開催だけに悔しさも大きい。「自分の方がコースのことは知っているのに負けてしまった。自分からボギーをたたいてポイントを与えてしまうところがまだまだ甘い」と振り返り、「ミスが敗因。メンタルを鍛えて次の大会に生かしたい」と話した。
空港で横断幕を掲げて迎えた宮総実の本村博之校長は「全国の強者たちと対等に渡り合い、4位という結果を収めたことは素晴らしい」と活躍をたたえたが、「伸平の中にはもっと上に行きたいという気持ちがあるはず。これまで以上に練習を積んで上を目指そう。周囲への感謝を忘れずに頑張ってほしい」と激励した。