11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
産業・経済
2017年12月16日(土)8:58

条件は反収4.5㌧以上/株出管理補助

補助額10㌃当たり1200円/管理組合全体会議


株出し管理作業の申請条件などを確認する管理組合の全体会議=15日、JAおきなわ宮古地区本部ホール

株出し管理作業の申請条件などを確認する管理組合の全体会議=15日、JAおきなわ宮古地区本部ホール

 2018-19年産サトウキビ株出管理作業の申請受け付けが15日から始まっている。今期は反収4・5㌧以上が見込まれる圃場と原則2年株までを申請条件に加えており、管理不徹底の圃場への補助は見送る。作業料金は10㌃当たり4000円。補助額は1200円で農家負担額は2800円となる。同日のきび管理組合全体会議で確認した。

 国のセーフティーネット事業を活用する。株出管理のほかハーフソイラ(心土破砕)でも補助を出す。作業料金は10㌃当たり2000円で、補助額は前期より200円増の800円。

 今回の申請条件には、反収と株を立てる回数に制限を設けた。反収が著しく低い3年株や、管理不行き届きの圃場が目立ち始めていることを踏まえ、条件を付して早期更新を促す。

 そのほか、補助対象面積は1農家当たり100㌃までとすることも決めた(※100㌃を超えても申請は可能だが補助対象外)。

 管理作業の申請期間は今月29日まで。作業期間は20日から来年3月31日。希望者は申請書に必要事項を記入して申し込む。申請書は作業オペレーターの手元にある。JA各資材店やさとうきび対策室にも置く。

 15日のさとうきび管理組合の全体会議では、これらの事業概要を確認した。会議の冒頭、前里孝清組合長は「いよいよ宮古本島でも製糖操業が始まる。株出し管理についてみんなで意見を出し合い、良いところは伸ばし、見直す部分は見直していきたい」と述べ、活発な意見交換を求めた。

 会議では、苗を切らずに植え付けができる全茎式のプランター機を使った作業の受委託も検討すべきだという意見が上がった。これにさとうきび対策室の担当者は「委託を含めて動き出している」と述べ、植え付けの機械化についても検討が進められているとした。

 17-18年期の製糖操業は今月1日、宮古製糖伊良部工場でスタート。11日には宮糖多良間工場が開始している。20日には宮糖城辺工場、来年1月5日には沖縄製糖宮古工場が始める。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!