優秀賞3人に賞状贈る/中学生人権作文コン県大会
第37回全国中学生人権作文コンテスト県大会の宮古地区表彰式が15日、平良地方合同庁舎会議室で開かれた。優秀賞受賞者3人、奨励賞2人、宮古島人権擁護委員協議会長賞6人に賞状が贈られた。
今回の大会には宮古地区からは多良間中学校を含む14校から252編の応募がった。審査の結果、自閉症の妹の魅力について書いた池間中学校3年の与那覇美紅さん、外国籍であるがゆえにいじめられた自身の経験を書いた下地中学校3年の丸山絵里さん、自分で気付かないうちにいじめをしてしまっていた反省を元に書いた佐良浜中学校2年の親泊莉子さんが優秀賞を獲得した。
優秀賞と奨励賞の賞状授与は那覇地方法務局宮古島支局の宮良智支局長が、宮古島人権擁護委員協議会長賞は同協議会の川満忍会長が受賞者に手渡した。
宮良支局長は「今回を契機に、ますます勉学に励み、憲法が保障する基本的人権についてさらに理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けた大人へと成長してほしい」、川満会長は「これからも一人一人の違いを認め合う豊かな人権感覚を身に付けて、心優しく大きく成長してほしい」などと受賞者を激励した。
受賞者と作品名は次の通り。(敬称略)
【優秀賞】与那覇美紅「妹の笑顔のために」▽丸山絵里「存在しません。その『権利』」▽親泊莉子「いじめから考えること」
【奨励賞】恩河来幸(北3年)「家族の『人権』とは」▽砂川新起(西城3年)「『人権』について」
【宮古島人権擁護委員協議会長賞】松原琴巴(久松3年)「一番の自分らしさ」▽石原沙季(久松1年)「幼い子に学ぶ人権」▽木曽羽美(鏡原3年)「違いを理解する」▽宮國桜(西城3年)「大事なこと」▽砂川生芽(上野2年)「優しさと正しさ」▽大城智香(多良間3年)「同じ人間として」