琉球フロッグスが発表会/米国シリコンバレーに派遣
宮古からも3人が参加
【那覇支社】県内の学生から次世代のビジネスリーダーを発掘・育成するプロジェクト「Ryukyufrogs(琉球フロッグス)」の9期選抜メンバー7人による成果発表会が17日、西原町で開催された。宮古から選ばれた鶴町理乃さん(宮高1年)、加持恵達さん(平良中3年)、田村歩葉さん(宮高3年)も参加した。
このプロジェクトは、県内の中学生以上の学生が対象で、今回は昨年から参加が可能となった宮古・八重山を含めた応募78人から7人が米国シリコンバレーへ研修のため派遣された。期間は8月の約10日間で、ベンチャー企業などを訪問した。
メンバーは、帰国後も約半年間に渡って断続的に合宿などを行い、各々が社会的な影響を持つ企画を考案した。
発表会では、鶴町さんらは「内気な父親が気持ちを伝えるサービス」、加持さんらは「車いす利用者が街にどのような障害があるかを自ら発信するツール」について発表し、高い評価を受けていた。
発表後、鶴町さんは「自分の父がすごく照れ屋なので、このサービスを考えました。企画を練り上げるのは、結構大変でした」と語った。
また、加持さんは「両親が介護に係わっていて、街の障害で(車いす利用者が)楽しめないことを見てきたので、このツールを考える企画に参加しました」と述べた。
田村さんは、シリコンバレーについて「知ることに限界はないんだなと感じました。(今後は)自分が興味を持ったことに積極的に挑戦し、自分の世界を広げていきたい」と感想を語った。
会場には、リアルまもる君も駆け付け、Ryukyufrogsの活動への募金を呼び掛けていた。