伊達社長が副知事表敬/森トラスト
伊良部の開発事業など報告
【那覇支社】森トラスト(東京)の伊達美和子社長は19日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、伊良部島など県内で展開する新規ホテル開発事業について「計画は順調に進んでおり、沖縄で1000室を供給できる環境が整ってきた」と報告した。富川副知事は「沖縄の観光産業をけん引してもらい、改めて感謝したい」と述べた。
伊達社長は「観光を一つの産業として見据えるのであれば、空港などから移動する二次交通の観光インフラの充実を、迅速に進めてほしい」と要望した。
富川副知事は「長いスパンではあるが鉄軌道計画もほぼ決まり、調整の段階に入っている。交通渋滞の問題を含め、二次交通は喫緊の課題と理解しており、集中して対応に取り組みたい」と話した。
同社は、伊良部字伊良部で「イラフ SUI ラグジュアリーコレクションホテル 沖縄宮古」を2018年中に開業予定。ホテルの敷地面積は9027平方㍍で、延床面積は約5500平方㍍の地上4階、地下1階。客室はスイートルームを含め約60室。
さらに、本部町瀬底島では20年に132室の「ヒルトン沖縄瀬底リゾート(仮称)」、21年に約300室のタイムシェアリゾートを竣工させる。恩納村冨着のシェラトン沖縄サンマリーナリゾートでも増築を計画している。