趣向凝らした催しに歓声/海族まつりがフィナーレ
海族(かいぞく)まつりフィナーレ(主催・市、共催・宮古島観光協会、主管・同協会青年部)が23日、平良に新設整備された「パイナガマ海空すこやか公園」で初めて開催された。快晴の下、多くの家族連れが参加し、勇壮な太鼓演舞や新鮮な魚の重さ当てクイズなど、趣向を凝らしたイベントを満喫した。
宮古の水産・観光振興・地域活性化に資する目的で開催された。4月の「宮古島の海開き」を皮切りに「全日本トライアスロン宮古島大会」「ビーチバレー宮古島大会」などのイベントを実施し、この日が今年のフィナーレとなった。
特設舞台のオープニングは「男塾武-Doo」が音楽に合わせて力強い太鼓演舞を繰り広げた。観客らは、感動した様子で大きな拍手を送っていた。
観光協会の豊見山健児会長が「今年も県内外に宮古島の海の安全をアピールすることができた」と開会を宣言した。
下地敏彦市長は「1年を締めくくるイベントとなり、イベントをやって良かったと思う。年が明けた4月から再スタートする」と述べ、来場者に感謝の意を表した。
次いで宮古の近海で取れたアカマチやアカジン、シイラ、キハダマグロなどの重さを当てるクイズを実施。正解者にはその魚が贈られ、歓声が響いていた。
同青年部のメンバーが舞台からカラーボールを優しく放り投げた。番号が書かれたボールをゲットした人は「大当たり」と歓声が響いた。
島尻夏子さん(34)=平良=は子供3人と一緒に参加。1番上の菜乃葉さん(10)は「大当たりを1個ゲットしたのでうれしい」と笑顔で話した。
スペシャルゲストには人気上昇中の「沖縄雑技チョンダラーズ」が出演。コミカルな動きのパフォーマンスで観客らを魅了した。