貸出、厨房機能を追加/リサイクルセ・プラザ棟
家電品修理工房は削除/ごみ処理施設建設委で決める
市が現在、工場棟の建設を行っている新リサイクルセンターの環境教育施設となるプラザ棟の建設について協議する市ごみ処理施設等建設委員会(委員長・長濱政治副市長)の第2回が25日、市役所平良庁舎で開かれた。11月に行った沖縄本島施設の視察などを踏まえ、備えさせる機能として従来示されてきた10種類のうち家電品の修理を行う工房は削除し、新たに貸出提供と厨房機能を加えることを決めた。
新リサイクルセンタープラザ棟の大きな機能としては修理再生機能▽展示・提供機能▽情報提供・学習▽地域活動の支援-の四つと定めていて、具体的には修理再生機能では軽微な修理を行う家具工房、自転車工房、家電品工房の3機能、展示・提供機能としては再生品展示や不用品情報交換などの3機能、情報提供・学習としてはリサイクル体験と各種教室の2機能、地域活動の支援では講演会・イベントと地域活動の2機能を想定していた。
今委員会では、11月に浦添市と南風原町にある類似施設を訪れた視察について事務局が報告。両施設の事例を参考に展示・提供機能に食器や衣類、書籍などを貸し出す貸出提供機能を、情報提供・学習にエコクッキングなどの開催を想定した厨房機能を追加することを提案した。審議の結果、二つの機能を追加することを承認した。
想定していた10の機能についても改めて検討した結果、修理を行う人手の確保や修理する製品の安全確保に懸念が残ることなどを理由に家電品の軽微な修理を行う家電品工房は削除することを決めた。