「なますぬぐぅ」披露/下地学区婦人会
全琉婦人芸能大会
【那覇支社】第39回全琉婦人芸能大会が24日、浦添市のてだこホールで開催された。宮古地区からは下地学区婦人会の10人が「なますぬぐぅ」を披露し、軽妙なテンポの宮古民謡に観客から自然に手拍子が出るなど、会場は大いに盛り上がった。
同芸能大会は、県内各地域の婦人会メンバーが日頃の練習成果を発表し合うことで、伝統の継承や会員相互の親睦を図ることなどを目的に行われている。今回は各団体から13の演目が披露された。
下地学区婦人会は3番目に登場。10人は舞台いっぱいに広がって踊り、そのテンポで観客を引き込んだ。客席からは、手拍子のほかに「頑張れー」という掛け声も出るなど、会場一体となって宮古の踊りを楽しんだ。
演目の前には、「なますぬぐぅ」の意味について「誰にとっても一番上等な刺し身に恋心を例えたもの」という紹介もされた。
宮古地区婦人連合会の島尻清子会長は「演目は、宮古の特徴を出していこうと思って考えている。下地学区婦人会は団結力があった。家事の合間を縫いながら、半年間ずっと特訓してきたので、細かい技術にも高いものがあった。堂々と踊ってくれた」とたたえた。
舞台の様子は、来年1月20日午後4時7分から、沖縄テレビで放送される予定。