産業・経済
2017年12月29日(金)8:58
佐良浜で450㌔水揚げ/冬の味覚、ウブシュウ
宮古の冬の味覚、ウブシュウ(サバ科)450㌔が28日午前、佐良浜漁港に水揚げされ活気づいた。仲買人が全量引き取り、この日の午前中で完売した。
水揚げしたのは伊良部漁協所属のカツオ一本釣り漁船「第五喜翁丸」(9・9㌧、漢那竜也船長ら乗組員4人)。第五喜翁丸は26日、ウブシュウ漁のため、佐良浜漁港から尖閣諸島の漁場へ出漁。荒波の中で操業し、28日早朝に戻った。ウブシュウ450㌔のほかに、ツムブリ(アジ科)700㌔も水揚げした。
ウブシュウの重さは3~4㌔。消費者にはキロ当たり1000円で販売された。
仲買人の1人は「今の時期のウブシュウは人気が高い。荒波にもまれたウブシュウは脂が乗り、おいしい」とアピールした。
ウブシュウ 和名スマの方言名がウブシュウ。カツオに似た体形。背側は青黒色で細い縞が多数あり、胸びれの下にある黒い点が特徴。最大で全長100㌢、重さ10㌔に成長するとされる。ツムブリは和名で、方言名はヤマトゥ・ナガユ。