豊かな感性たたえる/学校図書協議会
最優秀29人を表彰/読書感想文・画コンクール
宮古地区読書感想文・感想画コンクールの表彰式(主催・宮古地区学校図書館協議会)が7日、市中央公民館で行われ、各部門で最優秀賞に輝いた29人の児童生徒に賞状などを贈り頑張りをたたえた。読書の推進活動を展開する主催者は「豊かな感性を育むことができる読書との出会いをこれからも期待する」と述べた。
コンクール対象者は小学1年~中学3年生までで、今回は感想文・画合わせ600点の応募があった。
入賞者(最優秀、優秀、優良、佳作)は275人で、うち最優秀と優秀作品172点が県コンクールに出品された。
表彰式であいさつした同協議会の仲桝京子会長は、読書に親しむ環境づくりに取り組んだ保護者や読み聞かせ団体、指導した各学校の教師らに感謝した上で「読書から得た感動や言葉は困難を乗り越え、自分の未来を切り開く力になる。自分の財産となるような本との出会いを期待している」と受賞者に呼び掛けた。
宮古教育事務所の下地政昭所長は「本は想像力を培う素晴らしい力を持っている。皆さんは、そんな本の持つさまざまな力を感じ取ったからこそ、自分なりの豊かな表現ができたと思う」と祝いの言葉を述べた。
最優秀作品の朗読もあり、小学校課題読書の部の前里桃子さん(西城小2年)と、中学校自由読書の部の小渡航輝君(北中3年)が、本を読んで面白かったことや感動したことなどを綴った感想文を読み上げた。
「ささやかな奇跡ペンダーウィックの四姉妹2」(ジーン・バーズオール著)を読んだ感想を絵にし最優秀賞を受賞した髙良遼太郎君(北中2年)は「これまでマンガしか読まなかったが、中2でもあり小説を読んでみようと思った。マンガと違い、登場人物の会話の皮肉が利いていて、それを絵にしてみようと思った。これからも本を読んでいきたい」と話した。
表彰式は前回までは最優秀、優秀、優良までを表彰していたが、今回から最優秀賞受賞者のみにした。