政治・行政
2018年1月8日(月)8:56
伊良部大橋が一望に/橋詰広場
造成工事進む
伊良部大橋の伊良部側たもとの空間を整備する橋詰め広場の造成工事が着々と進んでいる。県が昨年末に着手。完了は2019年度をめどにしている。市は進ちょく状況を見ながら、農水産物販売所やレストランなどを配置する「地域振興施設」を整備する計画だ。市によると、全体の事業費は用地買収費も含め約8億6000万円。
橋詰め広場の面積は、市・私有地合わせ約8000平方㍍。全体事業費の内訳は、造成工事や駐車場、トイレ、展望施設などを整備する県施工分が約6億3000万円。
市は、地域振興施設を約2億3000万円で整備する予定だ。
現在進められている造成工事は、斜面を削り一部に盛土をするなどして、伊良部大橋やその周辺の自然が一望できるように整備する計画。
事業主体は県宮古土木事務所で、当初は伊良部大橋開通に合わせて供用開始予定だったが、用地の確保が難航していた。
地元住民らは「伊良部地区の経済全体に多大な効果が見込まれる」などと伊良部地域の表玄関として大きな期待を寄せている。