クルーズ船515回寄港/県内17年
18年も記録更新見込む
【那覇支社】内閣府沖縄総合事務局(能登靖局長)は15日、2017年の県内へのクルーズ船の寄港実績と2018年の見通しを発表した。2017年の寄港回数は515回(速報値)で前年実績の387回を大幅に上回り過去最多となった。18年のクルーズ船寄港回数は対前年比29%増の662回を見込み、過去最多をさらに更新するとした。
昨年の寄港を港別で見ると最も多かったのは、那覇港が対前年比16%増の224回で、続いて石垣港が同39%増の132回、平良港が同51%増の130回、中城湾港が同88%増の15回となった。
一方、今年の寄港数の見込みを港別で見ると、那覇港で292回(前年比30%増)、石垣港で158回(同20%増)、平良港で154回(同18%増)、中城湾港52回(247%増)となり、いずれも過去最多を見込んでいる。
能登局長は「沖縄の観光が伸びているのは、クルーズ船が多く寄港するようになったことも大きい」とした上で、「現在、沖縄は寄港地となっているが、今、平良港で整備しているバースが完成し、沖縄発着のクルーズができるようになれば良いと思っている」と期待を述べた。