保良への弾薬庫配備伝達へ/防衛政務官
きょう市長と面談
福田達夫防衛政務官が17日来島し、同日午後3時に市役所平良庁舎で下地敏彦市長と面談する。防衛省の宮古島への陸上配備計画で、弾薬庫や射撃場などミサイル部隊関連施設を保良鉱山に整備することを伝えるものと見られる。地元の反発は必至で、計画に反対する市民団体などは福田防衛政務官の来庁時間に合わせて、市役所平良庁舎前で抗議行動を行う予定だ。
下地市長は16日の本紙の取材に「面談の連絡はあったが、内容については分からない」と述べた。
ミサイル部隊の関連施設は当初、平良福山の「大福牧場」が予定地となっていたが、地下水の水源地であることに地元住民らが反発。下地市長も牧場周辺での施設整備を認めない方針を示したことから、防衛省は「大福牧場」を断念し代替地の選定を行っていた。
弾薬庫建設予定地の保良部落会(砂川春美会長)は昨年12月の臨時総会で「陸上自衛隊の保良鉱山への弾薬庫配備に反対する決議案」を賛成多数で可決している。
また、地元や周辺自治会の有志らで構成する「ミサイル・弾薬庫配備反対!住民の会」は、弾薬庫などの配備に反対・撤回を求める署名活動を14日から市内全域を対象にスタートさせた。