下地島空港など視察/江崎沖縄担当相
利活用計画で説明聞く
16日から2日間の日程で来島している江崎鉄磨内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)は最終日の17日、下地島空港などを視察した。同空港管理事務所の澤岻淳所長らから同空港の概要や利活用計画などについて説明を聞いた。
今回の視察では当初、空港施設の見学も予定されていたが、荒天となったため会議室での説明のみとなった。
江崎大臣を出迎えた澤岻所長や県空港課、同空港で旅客ターミナル施設整備を行っている三菱地所の担当職員が、同空港はパイロット訓練のための空港として建設されたこと、訓練を行っていた日本航空と全日空が訓練から撤退したため、県が利活用案の募集を行ったところ、三菱地所による国内外のエアラインやプライベートジェット機受け入れ事業と、FSOによるパイロット養成事業が採択され、事業実施に向け準備が進められていることなどを説明した。
プライベートジェット機について県内では現在、何カ所で受け入れが行われているのか質問した江崎大臣に対し担当職員は、主に那覇、石垣、宮古で受け入れていること、ただし那覇空港はスペースの問題から駐機できる日数に制限があり、利用者が滞在期間の全日にわたって駐機しておくことが困難な状態にあることを説明。下地島空港がその受け皿となる可能性や、宮古諸島を目的地としたプライベートジェットを誘致したい考えなどを示した。
江崎大臣はその後、メガソーラー実証研究設備や地下ダム資料館などを視察し、石垣島へと移動した。