宮古路で熱い走り/ワイドーマラソン
671人が完走果たす/100㌔は大林が大会新でV
第28回宮古島100㌔ワイドーマラソン大会(主催・宮古島市ほか)が21日に開催された。100㌔の部に577人、50㌔の部に130人、22㌔の部に284人の合計991人が出場し、記録更新や完走などそれぞれの目標達成に向けゴールを目指した。100㌔の部総合では初出場の大林僚(33)=愛知県=がこれまでの記録を3分17秒更新する7時間0分23秒の大会新記録で今大会を制した。同女子は昨年の覇者・望月千幸(31)=長崎県=が8時間28分43秒で連覇を達成した。全体の完走者数は671人で、完走率は67・71%だった。
宮古本島1周と伊良部大橋、池間大橋、来間大橋がコースとなっている100㌔の部のスタート・ゴール地点である下地公園では、スタート30分前の午前4時30分から開会式が開かれた。前回大会総合優勝の石川佳彦=徳島県=が選手宣誓を行い「温暖な気候に負けない熱い走りで最高のフィニッシュを目指すことを誓う」と宣言した。スタート地点に集まった全員で「ワイドー」の掛け声を上げ健闘を誓い合い、夜明け前のまだ暗い中、スタートを切った。
50㌔の部は午前11時に宮古特別支援学校、22㌔の部は午後1時に東平安名崎公園駐車場をスタートし、ゴール地点の下地公園を目指した。
100㌔の部総合優勝の大林は、競い合っていた昨年覇者の石川との差を55㌔すぎの地点から徐々に広げると、ペースを維持してそのままトップでゴールした。同女子優勝の望月は2位の記録より1時間21分12秒も速い、総合でも5位という好成績で2連覇を果たした。
50㌔の部総合は上杉拓也=東京都=が3時間31分24秒で初優勝。同女子は4連覇中の能勢結希=神奈川県=が4時間8分38秒で連続優勝記録を5に伸ばした。22㌔の部総合は松田拓朗=東京都=が1時間26分42秒で、同女子は塚本恭子=多良間村=が1時間44分33秒でそれぞれ制した。
完走者数と完走率は100㌔の部が329人で57・02%、50㌔の部は92人で70・77%、22㌔の部は250人で88・03%だった。