狩俣君(砂川中)ら3人入賞/明るい選挙ポスターコンクール
【那覇支社】2017年度の「明るい選挙啓発ポスターコンクール表彰式」(主催・県選挙管理委員会、県明るい選挙推進協議会)が25日、県庁1階県民ホールで催され、宮古島市から砂川中2年の狩俣新君が審査員特別賞、上野中1年の下地陽斗君が優秀賞を受賞したほか、宮古総業実業高1年の長間美雨さんが佳作に選ばれた。
狩俣君は、中学校の部受賞者を代表して「幅広い世代が選挙に行こうと思えるように描いた。18歳になったら自分の意見をしっかり持って、選挙に行けるようにしたい」とあいさつした。
狩俣君の受賞作は、子どもたちや赤ん坊を抱く母親、高齢者の車いすを押す若者など、優しく微笑む人々を中心に、明るい社会をイメージした背景が散りばめられており、「あなたの一票で 未来をつくろう」という願いが伝わってくる作品になっている。
同コンクールは、明日の有権者となる県内の小中高生に、独創的で印象深いポスターを創作してもらい、明るい選挙を実現するため、毎年実施している。
今回は、小学校の部に202人、中学校の部1305人、高校の部162人の計1669人の応募があり、うち審査員特別賞に8人、優秀賞16人、佳作37人が入賞作品に選ばれた。
優秀作品は、同県民ホールに26日まで掲示されるほか、「2018明るい選挙カレンダー」にも掲載し、県内の各小中高校に配布された。審査員特別賞作品を印刷した沖縄森永乳業の牛乳パックが、今月下旬から発売されている。
主催者あいさつで、県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は「将来の民主主義の担い手となる若い皆さんの作品は、どれも明るい選挙に対する豊かな想像力が感じられ、とても頼もしく思う」と話した。