消防活動に協力
5人に市長賞と感謝状
市(下地敏彦市長)と市消防本部(来間克消防長)は26日、今月16日に狩俣集落で発生した建物火災現場での人命救助や火災の早期発見通報・初期消火活動などに貢献したとして市長賞表彰状贈呈式、消防協力感謝状贈呈式を実施した。
市長賞贈呈表彰式は市役所平良庁舎で行われ、下地市長が市消防団平良分団狩俣部団員の根間正治さん(48)に表彰状と記念品を贈った。
下地市長は「根間さんは、建物火災のあった隣の家に住んでおり、それで迅速な活動が出来て良かった」とたたえた。
根間さんは「建物火災のあった敷地に水道とホースがあったので、そのホースと家から取って来たホースを使って消火活動した。煙がすごかった」と振り返った。
来間消防長、市消防団の前川尚諠団長らが同席した。
一方、消防協力感謝状贈呈式は同本部であり、来間消防長が下地正作さん(52)・克子さん(59)夫婦、池間智和さん(44)、根間正治さん(48)に消防署長賞に当たる感謝状と記念品を贈った。根間さんは同贈呈式前に市長賞を受賞している。
来間消防長は「4人はいち早く初期消火活動を行った。4人の連携がなければ人命救助活動は出来なかったと思う。4人の功績は不安を安心に変えた」と高く評価した。
前川団長は「4人と地域の連携が良かった。今後は地域に消火栓を増やすよう、行政にお願いしたい。これまで以上に地域住民の生命・財産を守っていく」と述べた。
4人を代表して下地克子さんは「これからも地域住民の1人1人が安心できるよう、安全・安心の地域づくりに貢献していきたい」と意気込みを語った。