読書の魅力に触れて/前里さん
砂川小に図書90冊贈る
訪問看護ステーションサンライズ(前里直也管理者)は30日、砂川小学校に図書90冊を寄贈した。前里代表は全校児童に読書を通して多くのことを学び、考えることを呼び掛けた。
今回の寄贈は、昨年9月に襲来した台風18号の影響で、同校の図書館が雨漏りし多くの図書に被害が出たことを受けて行われた。
前里さんは、サンライズの看護師で同校の保護者でもある池間仁志さんから台風被害の話を聞いて、子供たちのために図書の寄贈を決定した。
贈呈式で前里さんは「私たちの仕事は人のために役立つこと。何が人のためになるかについては、考えることが大切で、読書はこの考えることを促す。きょうは90冊だが、あと10冊増やして100冊にするのでぜひ、多くの本を読んで読書の魅力に触れてほしい」と呼び掛けた。
児童を代表して下里颯君(6年)は「たくさんの本を寄贈してくれてとてもうれしい。今回の寄贈で読書に興味を持つ児童が増えると思う。私も今まで以上に読書を頑張りたい」と感謝した。
宮川悟校長も「いろいろなジャンルで児童が興味を持ちそうな本を寄贈してくれてうれしい。子供たちも読書を通して各方面に興味が広がると思う。これからもいろいろな形で学校側と関わりを持ってほしい」と呼び掛けた。