春季キャンプ始まる/プロ野球
県内各地で球春到来
【那覇支社】プロ野球6球団(1軍)の春季キャンプが1日、県内各地で始動した。浦添市では、セ・リーグの東京ヤクルトスワローズが2000年から続くキャンプをスタート。浦添市民球場には多くのファンが詰めかけ、選手たちに熱い声援を送っていた。
ヤクルトスワローズは同日午前10時、チームの監督やコーチ、選手全員が浦添市役所での歓迎式を終え、浦添市民球場でキャンプインした。
選手たちは、隣接する陸上競技場でウォーミングアップをした後、12分間走のハードなメニューが組まれた。そして、野手はベースランニングや投手陣とのバントシフトを終え、2時間打ちっぱなしのバッティング練習に汗を流した。
一方、投手陣はブルペンでの投げ込みや体幹トレーニング、室内練習場でのバッティング練習に取り組むなど、新シーズンでの巻き返しに向けて初日から猛練習が続いた。
ヤクルト以外にも、県内では1日、東北楽天ゴールデンイーグルスが久米島町、千葉ロッテマリーンズが石垣市、阪神タイガースが宜野座村、横浜DeNAベイスターズが宜野湾市、中日ドラゴンズは北谷町で、キャンプインした。
今月中旬には、読売ジャイアンツ(那覇市)、北海道日本ハムファイターズ(名護市・国頭村)、広島東洋カープ(沖縄市)の3チームも沖縄入りする。
宮古地区では、パ・リーグのオリックス・バファローズが1993年から宮古島市で春季キャンプを1、2軍合同で実施してきたが、2016年に完全撤退した。それ以降、プロ野球球団の宮古島でのキャンプは開催されていない。
プロ野球のオープン戦は2月24日に始まり、公式戦は3月30日にセ、パ両リーグが同時開幕する