大賞に宮総実島ラボ部/第2回エコの島コンテスト
グルクンとソバで商品開発/8団体が取り組みPR
島でエコ活動を行っている団体がその取り組みを発表する第2回エコの島コンテスト(主催・宮古島市、後援・WWFジャパン)が4日、JTAドーム宮古島で開催された。8団体が出場してプレゼンテーションで取り組みをPR。来場者による投票と審査員による審査の結果、最高賞の「エコの島大賞」には宮古総合実業高校島ラボ部の「グルクンとそばの実で宮古島を守る~地域と連携したソース作り~」が選ばれた。
宮古島の課題について研究している同校島ラボ部は今年度、地下水汚染の問題とアギヤー漁消滅危機の問題の解決を目指し、地下水汚染の原因となる地中の硝酸性窒素を吸収する日本ソバとグルクンを使い、地元企業と連携してガーリックソース「グルっと♪ガーリックン」を開発。商品のPRを行うことで日本ソバとグルクンの需要向上に取り組んできた。
コンテストでは副部長の仲間志央里さん(2年)と伊計秀菜さん(同)がプレゼンテーションを担当。取り組みを紹介するとともに今後の課題として、認知度をさらに上げて多くの島民に宮古島の現状を知ってもらうことなどを挙げた。
「エコの島大賞」受賞に部長の善福友陽君(3年)は「これまでたくさんの大会に参加してきたが、今回、賞に選ばれとてもうれしい」、仲間さんは「先輩たちが取り組んできた活動がこうして形となって、賞をもらえすごくうれしい」と喜びを語った。
受賞者には賞状とイオン琉球から副賞が贈られた。
各賞受賞団体とテーマは次の通り。
▼特別賞
【エコの島大賞】宮古総合実業高校島ラボ部「グルクンとそばの実で宮古島を守る~地域と連携したソース作り~」
【ハッピーWAON賞】宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち「サンゴ礁保全のための啓発活動」
▼各部門賞
【資源・エネルギー部門】宮古木工芸「島から世界へ Made in Miyakojima」
【ゴミ・生活環境部門】宮古の海を綺麗にし隊「宮古島ビーチクリーニング」
【学習・普及啓発部門】宮古島海の環境ネットワーク「海岸清掃、環境教育、海洋調査活動」
【生物多様性部門】宮古島自然クラブ「中学生エコガイド~大野山林の生き物紹介~」