コミュニケーション術指南
フリーアナの下地さん講演/宮高PTA主催
宮古高校PTA(松川勝光会長)主催の講演会が11日、同校で開かれた。宮古島出身でフリーアナウンサーとしても活躍しているコミュニケーションスキルアップトレーナーの下地則子さんが講師を務め、「未来のために私達が今学ぶこと」と題し、子供とのコミュニケーションなどについて考えを語った。
下地さんはコミュニケーションを取ることについて「簡単と思われがちだが、実は深い」との考えを示す。言語で伝えることができるのは全体の7%とされている研究結果を紹介し、思いを伝えるためには相手と信頼関係を構築する必要があると主張。話をする時、相手の無意識を観察する、相手と同じ動きをする、相手と話し方のトーンを合わせる、相手の言葉を繰り返すなどをすることでコミュニケーションが深まり、信頼関係を築くことができるようになるとの見解を語った。
「質問をしないと人は考えない」と語る下地さん。子供に将来のことを相談された場合、親としての考えを伝えるのではなく「本当はどうしたいの」と質問し、本人がどうしたいのか自分で答えを導き出させることを推奨した。
参加者は熱心に下地さんの話に聞き入っていた。