模範児童生徒ら表彰/教育を語る市民大会
学力向上の成果発表も
宮古島市の教育を語る市民大会(主催・宮古島市教育委員会)が18日、マティダ市民劇場で開かれ、東小学校6年の内間智君ら模範となる児童生徒や教育功労者を表彰した。また、市の学力向上に関する実践報告もあり、多くの市民が成果と課題を共有した。
毎年2月の第3日曜日は市の「教育の日」。市民大会は、教育に対する市民の関心と理解を深めることを狙いに開催している。
開会行事で、宮國博教育長は「子どもたちのためにより良い教育を推進していきたい」とあいさつ。各種関連行事を通して「小中学生や高校生、保護者の皆さんが夢を抱き、その夢の実現について考える機会にしていきたい」と述べた。
来賓出席した下地敏彦市長は「心豊かで、安心、安全な社会を築いていくためには人材育成に対する積極的な取り組みが必要だ。新しい時代を切り開く力を育みたい」と強調。市議会の上地廣敏副議長は「(市民大会が)課題解決並びに教育力向上の契機になることを確信する」と述べた。
この後表彰があった。模範児童生徒の内間君、狩俣中2年の村田かおりさんのほか、進路指導などで優れたリーダーシップを発揮した宮古高校教諭の友利明豊さん、児童生徒の俳句指導に尽力し功績を挙げた一般の池田俊男さんを教育功労者としてたたえた。
引き続き、教育委員会学校教育課の下地辰彦指導主事が市の学力向上推進実践活動を報告。全国学力・学習状況調査で小学校が全国平均水準に達し、中学校も県の平均正答率を上回ったことを成果に挙げ、学力向上推進プロジェクトの効果的支援体制の構築や授業改善等を課題とした。