電話お願い手帳を寄贈/NTT西日本沖縄支店
社会貢献で市と社協へ
NTT西日本沖縄支店が社会貢献活動の一環として作成している「電話お願い手帳」の2018年版を市と市社会福祉協議会に寄贈する贈呈式が1日、市役所平良庁舎で開かれた。同支店総務部の外山輝彦部長から長濱政治副市長に目録が手渡さされた。
「電話お願い手帳」とは耳や言葉の不自由な人が外出先で近くの人に電話連絡などへの協力を要請する際に利用するコミュニケーションツール。同支店では毎年、贈呈を続けていて、今年で36回目となる。今回は同手帳と、メモ感覚で利用できるファクス用紙「ふれあい速達便」が市に各50冊、社会福祉協議会に各150冊が贈られた。
市社会福祉協議会の饒平名建次会長、宮古聴覚障害者の会の砂川盛順会長らも出席した贈呈式で長濱副市長に目録を手渡した外山部長は「毎年恒例になっているが今年も作成したので届けに来た」と述べるとともに、新たに同手帳のウェブ・アプリ版が開発されていることを報告し、活用を呼び掛けた。
長濱副市長は「耳や言葉の不自由な人にとってはとても助かっていると思う。いつもありがとう」と謝意を述べた。砂川会長は「手帳をいつも配ってもらいありがとう。今までは手帳だけだったが、スマホでも利用できるウェブ・アプリ版ができたということで、簡単に伝えることができるようになるので便利でありがたい」と語った。