与那覇さんの藍綬褒章祝う/保護司会主催
受章の喜び分かち合う
那覇保護区保護司会の前会長、与那覇隆さん(77)の藍綬褒章受章祝賀会(主催・宮古保護区保護司会)が2日、市内ホテルで行われた。約150人が出席し、与那覇さんの功績をたたえるとともに、さらなる活躍に期待した。与那覇さんは「私は本当に幸せ者」と感謝した上で「この章に恥じないよう、これからも青少年の健全育成や社会を明るくする運動に尽くしていきたい」と抱負を語った。
与那覇さんは、宮古島市平良下里出身で現在は豊見城市に在住している。宮古高校、千葉商科大学を卒業した後、1963年宮高教諭、年伊良部高教頭。98年の浦添商高校長時に法務大臣から保護司の委嘱を受けた。
2001年那覇商高校長で定年退職。13年に那覇保護区保護司会の会長に就いた。
座右の銘は「和顔愛語」。ほほ笑みと優しさ、心のこもった言葉で周囲の雰囲気を明るくする人柄で、犯罪や非行に陥った人の更生を支援してきた。
そういったことが認められ、17年秋の褒章で藍綬褒章を受章した。
祝賀会では宮古保護区保護司会の普天間裕会長や下地敏彦市長、同期生の野村安潤さんが、与那覇さんの人柄や保護司の任務を紹介し、受章の喜びを分かち合うとともにさらなる活躍に期待。妻の綾子さんの内助の功で支えたことも「素晴らしいこと」とたたえた。