スリル満点、ロープつり橋/青少年の家まつりに1000人参加
第35回宮古青少年の家まつり(主催・青少年の家、県教育委員会)が4日、同所の施設内と周辺野外で行われた。親子連れら約1000人(主催者発表)が参加。ロープのつり橋「モンキーブリッジ」や「ナビパンビン作り」「民具作り」など多彩なプログラムを体験したほか、「マグロ解体ショー」などを楽しんだ。会場の一角には国立沖縄青少年交流の家が「遊びリンピック」などを実施し、まつりを盛り上げた。
まつりは、事業や活動を広く紹介し、青少年教育施設への理解と今後の方向性を図る機会とするのが目的で開催された。
沖縄青少年交流の家は、「体験の風をおこそう」運動連携事業の一環で参加。子供たちの健やかな成長にとって体験がいかに重要であるかを広く家庭や社会に伝え、社会全体で体験活動を推進する機運を高めた。
まつりでは、豆腐作り体験、黒糖作り体験、けん玉大会、ディスクゴルフ、キッズサッカーフェスティバルなどが行われ、子供たちの歓声が響いていた。
安慶田昌宏所長は「今後とも子供たちに役立つ活動を展開したい。今回は予想以上の親子参加があり、とても良かった」と語った。
青少年交流の家の水澤豊子次長は「以前と比べて子供たちの自然体験や社会体験、生活体験などは減っている。これからも地域住民や親子が体験できる活動内容を充実させたい」と決意を新たにした。
親子4人で参加した小学3年の下地伊織君は「マグロ解体ショーが楽しかった。マグロの刺し身が大好きなので、家へ帰ったらマグロの刺し身をたくさん食べる」と声を弾ませた。