110番の家20年で感謝状/県警が平良さんら5人に
地域の子どもたちを危険から守る「こども110番の家」を20年継続した平良重信さんら5人に6日、県警生活安全部の新里一部長の感謝状が贈られた。伝達した宮古島署の大城辰男署長は「皆さんの活動は地域の子どもに安心感を与えている」と話し、模範となる活動の継続をたたえた。
こども110番の家は1997年に発足し、当初は太陽の家だった。危険を警察に知らせたり、子どもを保護したりする安心の場所として広く知られる。
感謝状は平良さんのほか真壁寛樹さん、砂川輝吉さん、仲間寛安さん、濱川義夫さんが受賞。5人は発足当初から活動して子どもの安全確保に努めている。
感謝状の贈呈式が宮古島署であり、大城署長が受賞者一人一人を表彰した。その上で「これを機に引き続き地域の子どもの安心、安全のために力を貸していただきたい」と話し、活動の充実に協力を求めた。
地区こども110番の家連絡協議会の新城浩吉会長も同席して祝福した。「過去20年間の先輩方の活動に学び、一層地域の安全と安心の確保に努めたい」と話すとともに、110番の家の普及に意欲を見せた。
受賞者を代表して真壁さんがあいさつし、「あっという間の20年だった」と振り返り、「地域の安全は地域で守るを念頭に、これからも地域の安全、安心のために頑張りたい」と防犯活動の充実を誓った。